2011年1月26日水曜日

ミニイベントのお知らせ

今日は本当に寒いですね。20日には大寒を迎え、寒さ厳しい日が続きます。

さて、ミニイベントのお知らせです。2つあります。
(チラシは当園HPの「リンク/ダウンロード」からダウンロードできます。)

・『バレンタインミニコーナー』
平成23年1月25日(火)~2月13日(日)、宇治市植物公園緑の館1階にて、チョコレートの原料になるカカオや葉がハート型をしている植物の紹介をしています。
カカオの果実を半分に割っています。










現在、来園された方にはもれなくフウセンカズラのタネ2粒をプレゼントしています。これはタネの模様がハート型でチョット面白いですよ。カップルで1粒ずつ持っておくのもいいですね。
...モモレンジャーみたい(世代がばれる...)。

また、13日(日)の10:00~、13:30~にホットチョコレートの試飲を行います。各回とも先着20名様までとなっています。ぜひご参加下さいね。



・『節分イベント』
豆まきのイメージが強い「節分」。でも本当は奈良時代に端を発する日本の伝統行事。その行事には植物もたくさん登場します。
そこで平成23年1月25日(火)~2月6日(日)、緑の館1階にて、節分と節分行事に登場する植物を紹介しています。結構奥が深いですよ!

ヒイラギは勿論、トベラも節分に関係する?


 期間中、ライブラリーにて「鬼のお面作り」をやっています。我が家で使ってみてはいかがでしょう!(無料、1人1枚でお願いします)。
型紙を切り、クレヨンで色を塗ります。輪ゴムをつけて完成!
 また1月29日(土)、2月5日(土)には、13時30分から豆まきをします! (鬼は誰がするの...?)。参加されると(厄除けの)ヒイラギの枝をプレゼント(各日先着50組:家族に1本)。たくさんのご参加をお待ちしております。(ゑびすや)

2011年1月18日火曜日

穂綿の正体...?

ロウバイが見頃となり、春のゾーンを歩くと、清廉な芳香がそこはかとなく漂います。
ロウバイの花を見ると、内側の基部が褐色のものとそうでないものがあります。その黄色単色の系統をソシンロウバイ(素芯蝋梅)と呼びます。




さて、春のゾーンを散策すると、あらゆる木、特に落葉樹において、幹や枝に毛が生えたようになっています。これはどうしたことでしょう?

サクラの幹に毛が生えた?

拡大すると...?

実はこれ、修景池で生育している「ガマの穂」が風で飛び、園内の木本に引っ掛かったものなんです。

修景池に群生しているヒメガマの「ガマの穂」が弾けて、果実が飛散しています。
ガマの仲間は、冠毛(所謂「穂綿」)のついた果実が風にのって遠くまで移動します。昨年度(一昨年)は秋に一斉にガマの穂が弾け、春のゾーンが‘ガマの穂だらけ(?)’になっていましたし、春になると花と水のタペストリー・水上ステージ周りで発芽もしていました。しかし今年度はだらだらと弾けているようです。因みにフトンは嘗て「蒲団」とも書きましたが、これはガマの穂綿を使って敷物を作っていたことに由来します。(ゑびすや)

2011年1月8日土曜日

梅が咲きました

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。


しかし、年末から急に寒くなりましたね。
当園でも朝の結氷・霜柱は当たり前になっているほか、水道栓が凍結して灌水ができない日があったりしますが、それでも野外の植物は健気に?頑張っています。


先日、北野天満宮の梅(寒紅梅と雲龍梅)が咲いたとの記事が新聞に掲載されていましたが、
その同じ日に当園でも(広い意味での)紅梅がポツポツと咲き始めました。
半八重咲きの紅梅です。
ウメの足元を見ると、その蕾や花が落ちています。
これはヒヨドリなどが啄ばんだ結果です。蜜を吸おうとしているのでしょうか。できるだけ落とさないように気をつけて欲しいものです。


ところで、サクラ・モモ・ウメの見分け方のひとつに「花柄の有無」があります。
ウメは花柄が殆どなく、モモは短い柄があり、サクラは花柄(ときに小花柄も)があります。今度お越しいただいた折には、ウメの花の後ろも観察してくださいね。現在は寒桜類も見頃になっていますので、ウメとサクラを一緒に観察することができます。(ゑびすや)