2010年9月27日月曜日

ナンバンギセルなんですが...。

まずは画像をごらん下さい。
ハマウツボ科のナンバンギセルです。管理温室で見つけました。
これは寄生植物で、新牧野日本植物図鑑に拠れば「ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根に寄生する」、また他の資料では「イネ科、カヤツリグサ科、ショウガ科など単子葉植物の根に寄生する」と書かれていますが、ちょっと引いて撮影しますと...、


コバノギボウシの鉢から上がってきたんですね。 ギボウシも(広義の)ユリ科で単子葉植物には間違いがないのですが、盆栽などで見る「ススキにナンバンギセル」のイメージが強い私としては、ギボウシに寄生するナンバンギセルは初めて見たわけで、なんだか不思議な一日となりました。(ゑびすや)



2010年9月20日月曜日

ミズアオイとコナギ

ハスのシーズンは終わりましたが、ハス品種見本の鉢から綺麗な花が咲いています。
ミズアオイです。



夏から咲いていましたが、今年の残暑は暑かったからか、いい色が出ていませんでした。
ここ数日、朝夕が涼しくなり、綺麗な青色~青紫色がでてきました。 朝開き、夕方に閉じます。


 ミズアオイによく似たコナギも咲いています。
 
花序はミズアオイが葉より上に位置するのに対し、コナギは葉腋のすぐにつきます。
なお、コナギとは小さいナギの意味で、ナギとはミズアオイの古名です(ゑびすや)





2010年9月19日日曜日

コムラサキとムラサキシキブ

コムラサキの果実が色づき始めました。
でも、今回注目して欲しいのは花序(花の集まり、花のつき方)の付く位置です。
はじめに、ムラサキシキブのアップ写真を紹介します。

葉と腋芽があり、続いて花序が直近に付いています。

続いてコムラサキのアップです。

葉と花序の付く位置が少し離れています。腋芽は小さくて目立ちません。




コムラサキは実付きがよく、その色合いも美しいため、園芸化されて「ムラサキシキブ」の名前で流通しています。でも標準和名で「ムラサキシキブ」というと、別の植物になりますのでご注意下さい。

一昨年の園内のコムラサキです。今年はどのようになるでしょう?(ゑびすや)

2010年9月18日土曜日

マツノザイセンチュウ

この動画、なんだかわかりますか?
月夜の満月、ではありません。6MB弱あります。

これは顕微鏡のレンズを覗いた動画で、なんか糸くずのようなモノがウネウネ動いています。この糸くずのようなモノは、「マツノザイセンチュウ」という、「松枯れ」の原因となる生物です。実物は大きさ約0.7mm。9月18日の講習会「樹木医と学ぶ庭木の年間管理」講師が用意してくださったものを動画に収めました。

マツノマダラカミキリがマツの枝などを齧って食したとき、寄生していたマツノザイセンチュウがマツに入り込みます。センチュウはマツの通水組織を詰まらせてしまい、その結果水が上がらなくなって「松枯れ」を起こします。枯れたマツにはカミキリムシが産卵、その後孵化~蛹化~羽化し、木から出てきますが、そのときにセンチュウはカミキリムシに寄生します。(ゑびすや)

オバケカボチャ

園内で栽培していたセイヨウカボチャを収穫し、緑の館2階に展示しています。

セイヨウカボチャ‘アトランティックジャイアント’
 それぞれの重さは、向かって左から順に3kg、12kg、10.5kg、5kgでした。
これは家畜の飼料用に、とにかく果実が大きくなるように改良された栽培品種で、
味はイマイチ。ヒトの口には合いません。
コンテストなどに出展されるカボチャは300kgを超えるものもあるとのことです。

なお、来る10月30日(土)、31日(日)には、宇治市植物公園で『ハロウィンパーティ』を
行います。詳細が決まり次第、お伝えしますので、お楽しみに! (ゑびすや)

2010年9月14日火曜日

宇治川水域採集展覧会が始まりました。

宇治市内小学生の力作が揃う宇治川水域採集展覧会。今年は133点もの作品を展示することができました。とっても見応えがあります。

毎年のことながら、昆虫採集の作品には驚かされます。


ラベルも標本ひとつひとつに付いています。私も見習わないといけませんね。



植物の部門では、我々もびっくりするような腊葉(さくよう)標本もあります。
写真はイノコヅチの標本ですが、標本つくりの基本通り、根っこから掘り上げています。


今年の夏休みは暑かった。それを目に見える形でまとめた作品もありました。
沖縄より暑いのですね。

宇治川水域採集展覧会は20日(月・祝)まで。是非ごらん下さい。(ゑびすや)

秋の野草が咲いています。

漸く、朝夕に秋の気配を感じることができるようになってきました。

そんななか、園内ではオミナエシやフジバカマ、ハギなど秋の野草が咲き、来園者の目を楽しませています。

秋の七草は山上憶良が詠んだ
「萩の花(=ハギ) 尾花(=ススキ) 葛花(=クズ) 瞿麦の花(=ナデシコ) 姫部志(=オミナエシ) また藤袴(=フジバカマ) 朝貌の花(=キキョウ)」(万葉集)に由来するとされます。

そのうち「朝貌」は、諸説あるもののキキョウであろうというのが一般的です。(ゑびすや)

フジバカマ
オミナエシ

ヤマハギの1系統(だるま系)

2010年9月13日月曜日

バナナ狩り体験は大盛況でした。

 12日(日)に行ったバナナ狩り体験は、盛況のうちに終わりました。初めての試みでどれだけの反応があるのか、全く手探りの状態でしたが、新聞社が取り上げていただいた日の朝すぐに定員に達してしまいました。参加できなかった皆様には深くお詫びします。とても好評でしたので、機会があればまた実施したいと思います。
 宇治市植物公園ではこれからも様々な方法で植物の面白さを伝えていきます。どうぞよろしくお願いします。(ゑびすや)

ブログを開設しました。

みなさん、こんにちは。
宇治市植物公園でもブログを開設しました。ときどき覗きに来て下さいね。(ゑびすや)